Tuesday, August 15, 2006

愛読書ラウンドロビン Favorite Book RR



ふとしたきっかけで、好きな本をテーマにしたラウンドロビンをしたいわね、みたいな話が持ちあがったら、三日間で十人も集まってしまい、あっというまにグループができ、あれよあれよとこのラウンドロビンは始まりました。このフットワークの軽さが、海外の人たちの良い点です。走りながら考えたっていいじゃない、問題が起きたらその都度対処しましょう、という姿勢は、そのままクレージーキルトに通じるような気がします。とりあえず好きな布を適当に接ぎ、とりあえずこのシームにこの糸でこのステッチをして、と先を考え過ぎずに仕事を進めていく内に、それが呼び水になって、次にしたいことが見えてきます。
私たちのグループは五人です。まだ進行中で私はやっと三人のブロックを終えたところです。ジャッキーYはヒティ(木のお人形)が旅行しながら出会う冒険を、という希望でしたから、ブロックが届いた五月五日の子供と日と、ハロー・キティにハロー・ヒティをかけて刺繍しました。ジャッキーSが選んだ「ライヤ」という本は科学ファンタジー仕立てのラブロマンスで、実は100ページほどでギヴアップしました。ヒロインの名前ライラックと、クロネコと人間の二つの姿をもつ主人公ライヤの片方ずつブルーと緑という瞳をハートに入れ、ヴィーナスのボタンを飾りました。リンの選んだ、オースティンを思わせる歴史小説「グランド・ソフィ」のブロックには、舞踏会の扇子をリボン刺繍で飾ってから靴をチャームを止め、へぼ詩人のために羽ペンとインク壷を刺繍しました。"Beautiful" のチャームは恋人を讃えるのにこれしか使えないボキャブラリーの貧困さの象徴のつもり。
ジャッキーYがこのラウンドロビンの進行を報告するための楽しいブログを作りました。英語を読むのはちょっとかもしれませんが、海外の人はごく気軽にこんなこともしてしまうという証にのぞいて見てください。

リン・シェフラーはブログもホームページも持っていませんが、CQMagOnline に毎号取材記事、バッグやクッションなどの作品とそのインストラクションなど、二つか三つの記事を書いています。刺繍、とくにブラジリアン刺繍の名手です。CQI のグループのホームページの写真を選んでいるのも彼女です。私は個人的にもいつも彼女から暖かい励ましと支えを得てきました。
ブラジリアン刺繍、海外では熱心な愛好者がたくさんいるのですが、日本では知られていません。スタンプワークのような立体的な刺繍で、糸も針も専用のものを使います。私はリンから糸と初心者用解説、針も別の方から送ってもらい、準備は万端なのですが、いまだに不肖の弟子です。



I have finished Lynn's block of "Favorite Book RR" of CQI. This is the third block for me from this Group. I did Jackie Y's "Hitty" first. Hitty's adventure in Japan was seeing a kitten idol Kitty and the "Children's Festival" on May 5th. She saw carp flags floating in the sky and took a special bath iris leaves bunch was put in. Jackie S's "Reijar" was a science fantasy love-romance. I stitched heroine's name Lilac and Reijar's each blue and green eyes in double hearts. I also put a Venus button from the set made by "Lilac Inc" just like a joke. I had happened to buy it very long ago.
Lynn's book was "The Grand Sophy" by Georgette Heyer. It's a regency romance like Jane Austen's "Pride and Prejudice". For her block I embellished the fan with SRE. I stitched a quill and ink bottle for a poor talented poet, Mr Fawnhope. A charm of "Beautiful" means his vocaburary is so limited he can't find any other word but this to admire Cecilia. (This is only my joke.)
Lynn is an excellent Brazilian embroiderer. You would have read many articles of hers in CQMgOnline in every issue. She has been always so kind and supportive to me, I wanted to do my best for her block. But I know my stitching skills were not sufficient enough. She might be ready to teach me Brazilian enbroidery.

1 comment:

Anonymous said...

Your stitching is lovely. I believe your skills are sufficient enough! :-) You are very talented and I love to see your work!