Wednesday, January 03, 2007

イギリスのローラの物語 "Lark Rise to Candleford" by Flora Thompson

新年の最初の投稿ですが、クレージーキルト以外のことを書きます。実は今年の八月に二冊目の翻訳が出ることになっていて、今その最初の推敲に追われています。アメリカのローラ・インガルス・ワイルダーの大草原の物語は有名ですが、私が訳しているのはイギリスのローラの物語です。19世紀末、小さな農村で生まれ育ったフローラ・トンプソンという女性が、ローラという主人公に仮託して少女時代を回想した自伝的なフィクションです。
My second Japanese translation book will be published in this August. It's an autobiographic fiction, written by Flora Thompson, an English author.

これはヴィクトリアン時代の物語です。でもお屋敷の暮らしではなく、貧しく質素な村の人々の暮らしが克明に描かれています。お金で買うもののやりくりは大変ですが、食料は豊富でした。豚を飼ってベーコンにし、菜園で野菜を育て、落穂拾いで一年分の小麦を確保し、野草や野生の実で自家製の飲み物を作り、、
She was born and grew up in a small hamlet in Oxfordshire in late Victorian era. So you can see how poor people managed their lives in every aspects; foods, clothes, shoes, house interiors, cooking, bath, toilet, etc.

お風呂やトイレはどうしていたのでしょう。出産の用意は?
Their lives were different from the wealthy Victorian people, but seem to be happy and nostalgic.

本になる前の仕事は編集者と二人三脚です。訳文の推敲は最低二回、誤訳のチェックも註釈の作成もあります。クレージーキルトもしばらくはペースダウンです。
There are lots of works before publishing. To improve my Japanese, to check mistranslation, to make notes for readers. My CQ works might be slowed down for a while.

二枚の農村風景の写真は『ヴィクトリアン・コテージ』という本からです。
Two pictures of Victorian village scene are from "Victorian Cottages" (Andrew Clayton-Payne, Weidenfeld & Nicolson Ltd, 1993).

8 comments:

Anonymous said...

Thanks for sharing your book work with us. It's always interesting to see these things. Did you enjoy the book? It sounds as if it would be interesting to read, in any language.

Beadin' Gram said...

I just got the book 'CANDLEFORD GREEN' from the library yesterday. It begins with the chapter "From one small world to another" ... I will read it in the upcoming week. Then I will work on your RR block -- thank you for your patience -- you are a dear.

nuinui said...

英子さん、なんて、素晴らしいお仕事をされているんでしょう!! この本、きっと、ベスト・セラーになってしまうかも・・。きっと!! 実話に基づいていること、イギリスといっても、田舎が舞台であること、貧しい中でもいろいろ工夫されて、豊かな生活になっていること・・。ストーリーというよりも、遠い時代の、遠いお国の暮らしぶりが本の中のあちこちに描かれるのでしょ? 私、この本が書店に並んだら、まず、私の本として1冊、まちがいなく購入いたします。(初版本、ゲット!!)

素敵な1冊の本が発行される日を、楽しみにしています。ほんと! 楽しみです!!

hideko said...

nuinuiさん
私も出版社もこの本はとても素敵だと思っているのですけれど(だから出して貰えるのですが)、売れるかどうかということになると、正直両者共に???なのです。だから本当は全編ですと第一部と第二・三部の二巻本なのですが、まず第一部で様子をみようということになっています。「大草原」と同じでそれぞれが独立しているので分けて出すことには問題ありません。
ただ、今の時代、ハリー・ポッターのようなゲーム感覚で読めるファンタジーはベストセラーになりますし、ヴィクトリアン・ブームも華やかさの方だけは注目されますが、こういう「土」に密着した地味な、エッセーをつないだといってもいいような物語はどうなのだろう、と思っています。語り口は淡々ともの静かで、随所に郷愁にあふれた悲しい位美しい描写もあるのですが、対象になる読者層がどこなのか、今一つ疑問符のままです。「LOHASですよ、きっと」と編集者は言っています。二千部売れたら大健闘ではないでしょうか。でも後半、より物語性に富んでくる第二・三部も是非出て欲しいということを考えると、それでは足らないですね。頑張らないと。惚れ込んで訳した本ですものね。

Clare said...

Finally got to you after such a long time! Would you believe I had that book for years and years and then lost my copy. I then found a copy in really good condition in a second hand bookshop. It is now back beside my bed where it should be :)

ひめじ said...

今このページを見つけて興奮しています。"Lark Rise To Candleford"は、1970年代にKeith Dewhurstが舞台化したものの音楽をThe Albion Bandというバンドが担当し、ミュージシャン役で出演もしており、そのアルバムは僕のベスト10に入るほどの愛聴盤です。ご本は昨年出版の予定とありますが、書店のサイトなどを検索しても見つかりません。もう出版されているのでしょうか? 原書は何年も前に購入したのですが、なかなか読む時間がないので、御訳本を是非購入したいと思っています。余談ですが、BBCでもドラマ化され、すでにDVDも発売されているようですね(これもつい先ほど知りました)。

Hideko Ishida 石田英子 said...

実は本はとっくに翻訳も終わり、どういう形で出すか表紙デザインも決まり、後は出るだけになっているのですが、出版社の版権に関する事務手続きの最終的詰めが済んでいないがために、遅れています。本当は3月に出るはずでした。

私もDVDはもう見ました。原作からはかなり脚色されていますが、雰囲気や画面、あの時代のイギリスの農村の雰囲気はよく出ていると思いました。

とにかく遠からず本は出ることになっておりますので、もうしばらくお待ち下さい。

ひめじ said...

楽しみに待たせていただきます!