Wednesday, April 29, 2009

乙女と乙男のペアクッション My Class in April

乙男と書いて何と読むかご存知ですか?昨年暮れ、ネットで遊んでいたら、”中高生が辞書にのせたい新語”なる記事に行き当たり、一人で大笑いしました。最優秀作品に輝く「乙男」はオトメンと読み、意味は乙女心をもった男性、しかしなよなよしていてはダメで男気もなくてはいけないのです。一人で楽しんでいるにはもったいないと思い、さまざまな新語を教室でご披露したのですが、その頃ちょうどSeikoさんがこのペアクッションを作っていました。彼女のご主人はどうやら乙男の資格十分そうでしたので、『乙女と乙男のペアクッション』と命名しました。先日、お花見に行ったとき彼女のお家に寄らせてもらったら、例のペアクッションが仲良く並んでいました。

When we went to see cherry blossom two weeks ago, Seiko invited us to her house. I found there a pair of cushions she made last year. I had missed a chance to taking photos of them before, but fortunately now. They are very pretty, aren't they?





ちょっと前、米原万理さんの本を読んでいたら、同時通訳でもっとも難しいのは笑いをとるもの、とくに言葉遊びのような駄洒落に類するもの、とありましたが、「乙女と乙男」はどうやっても英語には訳せないですよね。

Monday, April 27, 2009

A May Day Wall Hanging finished

壁かけができあがりました。

A wall hanging has been just finished.

Saturday, April 25, 2009

My Addition for May Day Block

ほとんど仕上がっているブロックですが、わずかに残ったスペースに自分でも刺繍することにしました。まず、黒糸で文字を入れました。抜きキャンバスを張って上から適当に場所を決めて刺し、糸を抜いたら考えていたよりほんの少しですが上に寄っていて、ウーム、という感じ。いつもながらいい加減です。

I've added letterings first.



バランスの修正もかねて、レスリーのシームに足すことにしました。これは上手くいった感じ。
Then extended Leslie's seam work.




これでブロックは終わりましたので、今度は壁飾りに仕上げます。
Finished block.

Friday, April 24, 2009

My May Day Block

四月の初めにジョーから美しく刺繍されたブロックが戻ってきました。1年前に送り出したもので、リン、レスリー、ケリー、ジョーが飾ってくれました。実は3年前の5月1日、愛読書ラウンドロビンがスタートしたのですが、私のブロックは途中で紛失してしまい戻ってこなかったのです。私の選んだ”愛読書”は当時翻訳中だった『ラークライズ』の”メーデー”の章、しかも5月1日は母の誕生日という思い入れもありましたので、それがなくなったことに当時かなり落ち込んだものです。鬱々としていた私にもう一枚ブロックを作ったら刺繍するわよ、とボランティアの名乗りをあげてくれたのが4人でした。

My May Day block I had sent out last June came back home two weeks ago. It was a replacement block of my Favorite Book RR block lost by accident in 2006. Lynn, Leslie, Kerry and Jo kindly offered me voluntary stitching. I appreciate their warm kindness from bottom of my heart. I know how busy they are. I'll show you here what a beautiful work they have done. You will easily see how happy I was with this block. I felt like crying when I received it.




素のブロックはこんなふうでした。
A naked block.



リンが飾り、
After Lynn



レスリーが刺繍し、
Leslie's work




ケリーがメーデーの花輪を捧げる少女の可愛らしいプリントを足してくれました。
Kerry's work




全体がここまで進んでいたところに
After Leslie and Kerry



ジョーが最後に全体をまとめてくれたのが、最初の写真です。左上の黄色の布の上のリボン刺繍、子供たちがかつぐ上にお人形を乗せた豪華な花飾りが彼女が加えてくれたものです。

You can see what Jo did on the block from first photo. Beautiful SREs on upper left corner.

どんなことにも不測の事故はありますし、クレージーキルトのグループも人間の集まりですから問題も生じます。世界中から集まるオンラインのグループですから文化も違ったり、自国語が使えない者にはコミュニケーションができているかどうか、もどかしい場合もあります。しかしそんなことは小さなマイナスでしかないと心から思います。彼女たちの優しさや思いやり、誰もが忙しいのに手を抜くことなく私のために刺繍してくれたこの素晴らしい作品は、最初のブロックがなくなったときのショックを補ってあまりあるものです。だからクレージーキルトは止められません。感謝、感謝です。

I would like to say many many thanks to Lynn, Leslie, Kerry and Jo again. You are Angels!! I'll treasure this block for ever.

Monday, April 20, 2009

CQI Newsletter

クレージーキルト人口はどこの国でもパッチワークキルトに比べれば少数派ですので、クレージーキルターたちは皆、オンラインのグループに入って国境を越えて交流することが盛んです。いろいろあるグループの中でもクレージーキルティング・インターナショナル(CQI)はメンバー数が多くメンバーの国籍が多岐にわたっていることでは、名実共にインターナショナルな大きなグループです。私が入会したのは2003年5月の連休明けでしたから丁度5年がたちました。そのグループで運営委員をするようになってからは3年目です。

毎日行き交う多数の英語のメールは、私の場合読んで大事なものに返信するのが精一杯で、込み入った問題に微妙な言い回しのメールを書くなどほとんどお手上げですから、それはケリー、レスリー、ジョーに任せて、少しゆっくり時間のとれる毎月のニュースレターを作成する仕事をしています。基本的には皆に書いてもらった原稿と、毎月のメンバーの作品写真の切り張りで、一ヶ月のグループの活動記録、報告をまとめるということでしょうか?

ニュースレターはメンバーズオンリーですので、ここに公表はできませんが、この位小さな読めないものならいいかな、と今月号をお見せします。けっこうなページ数があり、この位のことしかできないと思って引き受けた割には、三日位はかかりきりになりますので、仕事量はばかになりません。メンバーの人たちの好評を励みに続けてきて、もう26号になりました。

日本の方も今世界でクレージーキルトはどういうスタイルで作られているかを知りたい方は是非、CQIにご入会下さい。このブログの右下のグループリンクの中にありますので、そこからアクセスできます。

I joined the CQI (Crazy Quilting International) in 2003 May, just 5 years ago and have been one of moderators over two years. As English is not my mother tougue, it's a bit harder for me to catch up enormous messages online everyday. Therefore I undertook to edit a monthly newsletter. That means I have to concentrate at it three days every month. Last week the 26th issue was published. If you are not a member, you don't have chance to see it. I'll show you the very, very tiny picture of pages.




先週の金曜日の朝、この4月号を出してから、私のクラスの方に誘われてお花見に行きました。ちょっと霧がかかって幻想的な桜の山でした。

After uploading the file to the group, I went out to enjoy a cherry blossom viewing picnic with my CQ friends. It was a bit foggy day. But was it fortune or unfortune? Isn't it fantastic?


My Autumn Roses Bellpull

DYBのブロック6枚をこんなふうに縦につなぎ、ベルプルができました。
I've assembled my Autumn Roses DYB blocks as a bellpull.

Friday, April 10, 2009

Autumn Roses

さて2月に戻ってきていたDYBですが、私の分のブロックが残っていたのを終わらせました。
I've finished my last block of CQAW DYB RR. I have already got 5 blocks done by Maureen, Ati, Wilma, Margreet and Helina.
何も飾っていないものです。



少しステッチを入れ、



全体の構図が決まり、



ビーズを足して仕上げです。



現実に青い薔薇は存在しませんが、このモチーフで他の人より青を強調したブロックになりました。
I've emphasized blue by this motif.



6枚を縦につないで、もう一つベルプルを作ろうと思っています。

Thursday, April 09, 2009

Just Playing

今とりかかっている作品があるのですが、考えあぐねてばかりでなかなか針が進みません。前に布を接いであったピンキープのブロックを見つけたので、ちょっと寄り道して遊ぶことにしました。ベルプルとお揃いの布合わせですので、春らしく仕上げました。

I've just played and finished a pinkeep. The block was pieced when I did my bellpull.



一昨日、いつも車で通る国道沿いの自衛隊基地の正門に桜が開き始めていました。仙台の私の行動範囲ではあそこの桜がいつも真っ先に咲きます。来週、お花見の約束があるので楽しみです。

The day before yesterday I found cherry blossom was starting to bloom on the road I drive to hospital everyday. I am invited to go to cherry blossom-viewing picnic next Friday. Wow!



裏にはこの布を使いました。ちょっと藤城清治風な仕上がりが自分では気に入っています。

I added a little stitches on backside of this fabric.

Monday, April 06, 2009

卒業 Graduation

三月、四月は卒業と新たな出発の季節です。我が家でも、長い学生生活を終えた息子が北の小さな都市に旅立ってゆきました。とんでもない時間にメシと言い、リビングでばかり勉強する人間がいなくなり、私には数年ぶりに一人の自由な時間と空間が戻ってきましたので、たまっている未完成品を仕上げていこうと深呼吸をしているところです。

March is a graduating month in Japan. We starts new term in April. After a long college life, my son I was feeding has finally left home to work as a resident in a north hospital. Now I have got back my time and space fo my CQ.

母の卒業アルバムのこのページもずっと手付かずでしたが、何とか終わらせました。しかしこの写真の撮られた卒業式は実は3月ではなく、昭和16年の12月でした。直前に日本軍による真珠湾攻撃で太平洋戦争が始まり、卒業は慌ただしく繰り上げられ、母もそのまま松本女子師範に教師として赴任しました。緊張した面持ちは卒業という自分の人生の節目というだけでなく、時代への危機感もあったのでしょう。

I've finished this page of Mother's albumn. The photo was taken when she graduated from college. But it was not March but December of previous year, 1941. Japanese military had attacked the Pearl Harbor and the war had begun. The graduation was moved up and she went to be a teacher in Matsumoto, Nagano. She must have been strained by changes of her own life and the period.



あまり年の違わないお姉さん先生であった母を、当時の教え子だった方たちは今も懐かしんでお便りをくれます。先生も生徒もいまや80歳をとうに越えています。母は最初の授業のとき、黒板にまず「若きが故に尊し」という言葉を書いたと、誰かがと教えてくれました。時代が暗い方向に向かい始めたときこそ、若い可能性を大切にということだったのでしょうか?

She was very young then and her students were just like her younger sisters. They loved their young teacher so much and still writes to her. One of them taught me that she wrote on the blackboard "Youth should be respected." at her first lesson. I don't know if it was her small protest and message for that dark time.



次のページを用意しました。これは女学校の入学式ではないかと思います。これもいつものように、ゆっくり仕上げることになるでしょう。
I've prepared another page. She must be a high school student then.

Friday, April 03, 2009

My Class in March/ Yuko's Wall Hanging

三月の最後のクラスに、Yukoさんが完成したタペストリーを持って現れました。大作です。昨年の夏から彼女は、12月にウールのクリスマスストッキングにちょっと寄り道した以外は、ずっとこれに専念していました。9枚のブロックには、そのときどきのアイデア、試してみたい技術、デザインのすべてが詰まっています。これが昨年5月にクレージーキルトを始めたばかりの人の作品だとは信じられませんが、彼女の場合、私のクラスに参加するずっと前から、自分は絶対いつかクレージーキルトをやるのだという情熱を持っていたらしく、それでこその結果ともいえます。

Here's Yuko's work, which she finally finished and brought to show us in the last class of March. She had been concentrating this project since last summer. There are so many differnt challenges of techniques of CQ on these blocks. Can you believe she started CQ only last May? But she told me she had been interested in CQ for long time. I am sure her passion has resulted into this work.