Sunday, January 28, 2007

手作りのバッグ My Tote Bags

私は何でも入る大き目の手作りのトートバッグが好きで、時々気が向くと作って愛用しています。ここ数年使っているバッグをお見せします。型崩れしないためには芯を厚めに入れればいいのでしょうが、本でも雑誌でも食べ物でも買ったものを何でも放り込めるけっこうヘナヘナのものが使いやすくて好きなのです。
I love to make tote bags for my own use. These are some I have been using these years.

ここ3年くらい、秋冬のシーズンになるとこれを使っています。若い頃のウールのパンタロン(この言葉を使うと年令がばれますね)やスカートを接いで、並太の黒の残り毛糸でステッチをかけました。
The materials are my old clothes and black knitting yarn left.






作った頃に丁度何かのニュースが飛び込んできたのでしょう。メッセージを入れました。
When I was making this bag, something awful must have happened then.My message is stitched.









夏用です。まだ学生だった長男が東南アジアに旅行したとき、おみやげに買ってきてくれたジャワ更紗をバッグの裏に使いました。
I used the Java chinz fabric my son had bought me as a souvenior from his trip for the bag liner.









5番の刺繍糸でざくざくと刺してあります。









これはストリングキルトですが、ちょっと接ぎ目をお洒落に飾ってあります。
The seams are stitched.

Thursday, January 25, 2007

バッグ完成 A Bag finished

ある日は裏地にクルト芯を貼って内ポケットをつけ、次の日はミシンで脇を縫い、という調子でだらだらと少しずつ作業していましたが、ようやくバッグができあがりました。
I had been working very slowly, but finally finished the bag.


表側。
Front.






裏側。大きなポケットは便利そうです。
Back.





脇。ワンピースの裾の広がりを修正するために縫いこんでステッチをかけ、飾りにしてみました。ボタンもワンピースからとったものをそのまま使いました。
I tagged the sides and stitched.

Friday, January 19, 2007

最後のスクラップで From the Last Scraps

バッグの仕立ての前に、最後に残ったスクラップで遊んでみました。面倒なことの嫌いな私が唯一できる、超簡単ブーケです。
I have played to make a small bouque from the last scraps I used for the bag's straps. This is the easiest and only way I can do.

小さい方が直径2センチ、大きい方が3センチ位です。丸く切って切り込みを入れます。大きさも切れ込みの長さも数も適当です。

指先でクチャクチャに丸めます。

開くとこうなります。

重ねます。

この位できました。

錐で穴を開け、売っている造花用の花芯を通します。

Tie at the bottom of the petals with craft wire and wrap the stem by green tape. I think you can buy both in a craft shop.
手芸用のワイヤーで根元を巻いた上から、造花用のグリーンのテープで巻き、葉っぱも既製品を使い、後は適当にまとめて終わりです。雑な作り方でプロフェッショナルな人からはお叱りを受けるでしょうが、これはあくまでスクラップ処理のお遊びですので、子供の折り紙遊びのようなものということで。
This is a play just like a kid does.

Tuesday, January 16, 2007

バッグを作ることに Going to make a Bag

この前はクッションにと思ったのですが、気が変わり、ショッピングバッグにすることにしました。
I have changed the mind. I will make a shopping bag with the last block.

これを何とか片付けたくて、(捨てれば簡単なのですが)、眺めている内に閃いたのです。そうだスクラップからストラップだ、と。
I would like to spend these scraps off this time and have been inspired to make a narrow cqed straps from them.

ストラップ用の土台布に布を片っ端から虫ピンで止めてゆきます。仕事が大雑把な私はこういうときマチ針より虫ピンを愛用していますが、それは頭が邪魔にならずアイロンもミシンもそのままかけられるからです。

裏の土台布の側から、端ミシンをかけ、はみ出た布を切り落とし、これでストラップの表の布接ぎ完成です。接ぎ目は縫ってありませんからステッチはかけなければなりません。





バッグ本体にはこの娘の昔のミニワンピースを使うことに。ポケットはそのまま利用しようと思います。
I am going to use this short dress of my daughter. The two pockets are very useful for the bag.

というわけでこの間のブロックから作ったバッグのポケットとストラップです。
I added a big red flower motif and beaded fringe for the block.

出来上がりのイメージは大体こんな感じでしょうか。
Just an image of finished bag.

Sunday, January 14, 2007

手ならしに My First UFO/WISP Challenge

ずっと針を持たない日が続きました。〆切りのある仕事が一段落したので、ちょっと手ならしに、例のブロックの山から、同じ色調で作ってあった大小二枚のブロックを選びました。シームには全部、芸もなくへリングボーンステッチがかかっています。
I picked up these two blocks from my very early cqing stage. All fabrics are cotton prints and seams are herrigbone stitched simply.

昔々、クレージーを始めた頃に作ったものです。最初は木綿のプリントのスクラップ整理をかねて、布を接いでいました。その頃はこういうブロックをたくさん作って、ピンクッションやなべつかみにして、人に上げたりアムネスティのバザーに出したりしていました。
I pieced many these type blocks to make pincushions and potholders for friends and for the annual bazzar of my AI group years ago.

その頃こういうものも作りました。小さな布をよくもまあ、と我ながら感心します。シームは25番糸1本どりという細かさです。まだ目がよかったのですね。
The block size is 10cm square.






ブロックの中はボタンホールだけ、周りのステッチに変化をつけてあります。ブラウスやパジャマなど自分や子供の古着の見本帳みたいなのが気に入っていて、フレームにして壁にかけています。
I loved this work and framed. So many scraps of my old clothes.

というわけで、大きな方のブロックのへリングボーンに少し足してみました。シャロンの”火曜ステッチレッスン”の第一週がヘリングボーンでしたので。
I have added some stitches to the basic herringbone, for the first stitch of Sharon's TAST was that. I didn't join it because I was not sure I had enough time to follow it regularly. But still I am peeking other people's nice stitches.

2枚を一緒にしてしまいました。まだ何にするかは決まっていません。クッションカバーがいいかな、と思ったりしています。
I have combined two blocks. But what I should do next? How about to make cushion cover?

Saturday, January 06, 2007

未完成品をゆっくりと Sandie's UFO/WISP Challenge for 2007

今年はクレージーをゆっくりマイペースでしようと考えていた矢先、オーストラリアのサンディーがそれにピッタリの企画を考えてくれました。「未完成品をゆっくりと仕上げましょう」
みんな考えることは同じですね。私の山のような”やりかけ”の数々です。
I have joined Sandie's UFO/WISP Challenge for this year, for I have too many UFOs.

布を接いだだけのブロックの山。
Naked blocks.

その時々に思いついた色合わせでまとめておいた布のセット。
Piles of fabrics I had picked up for some project.

無彩色にゴールドとシルバーだけで飾ってみようと思ってブロックだけ何枚か接いだもの。
I was going to embellish in gold and silver, then.

アンティークのヴィクトリアン・クレージーキルトのレプリカブロックを作ってみようと思って始めたも
の。
I was planning to make replicas of antique CQ blocks for my seam stitching practices.

一昨年からこの状態で、進んでいません。
Anything has been progressed since two years ago.

もう一つ、ブラック・オン・ブラックというのもブロックのみ接いであるのですが、これはまた別の機会にお見せします。さらに、RRで戻って来たものに、最後に自分で刺繍して仕上げる仕事もあります。
というわけで、さて今年、どのくらい片付けられるでしょう?また新しい思いつきに手を出してしまうかも知れませんし。UFO は減るのでしょうか、増えるのでしょうか?
I will also show you later my black-on-black project. Besides these huge amount of UFOs there are some RRs waiting for my completion. And I am not sure if I never start something new before everything is finished. I wonder if my UFOs would have been decreased or incerased at the end of this year.

Wednesday, January 03, 2007

イギリスのローラの物語 "Lark Rise to Candleford" by Flora Thompson

新年の最初の投稿ですが、クレージーキルト以外のことを書きます。実は今年の八月に二冊目の翻訳が出ることになっていて、今その最初の推敲に追われています。アメリカのローラ・インガルス・ワイルダーの大草原の物語は有名ですが、私が訳しているのはイギリスのローラの物語です。19世紀末、小さな農村で生まれ育ったフローラ・トンプソンという女性が、ローラという主人公に仮託して少女時代を回想した自伝的なフィクションです。
My second Japanese translation book will be published in this August. It's an autobiographic fiction, written by Flora Thompson, an English author.

これはヴィクトリアン時代の物語です。でもお屋敷の暮らしではなく、貧しく質素な村の人々の暮らしが克明に描かれています。お金で買うもののやりくりは大変ですが、食料は豊富でした。豚を飼ってベーコンにし、菜園で野菜を育て、落穂拾いで一年分の小麦を確保し、野草や野生の実で自家製の飲み物を作り、、
She was born and grew up in a small hamlet in Oxfordshire in late Victorian era. So you can see how poor people managed their lives in every aspects; foods, clothes, shoes, house interiors, cooking, bath, toilet, etc.

お風呂やトイレはどうしていたのでしょう。出産の用意は?
Their lives were different from the wealthy Victorian people, but seem to be happy and nostalgic.

本になる前の仕事は編集者と二人三脚です。訳文の推敲は最低二回、誤訳のチェックも註釈の作成もあります。クレージーキルトもしばらくはペースダウンです。
There are lots of works before publishing. To improve my Japanese, to check mistranslation, to make notes for readers. My CQ works might be slowed down for a while.

二枚の農村風景の写真は『ヴィクトリアン・コテージ』という本からです。
Two pictures of Victorian village scene are from "Victorian Cottages" (Andrew Clayton-Payne, Weidenfeld & Nicolson Ltd, 1993).